アスリートが愛用するBCAAの効果とは!?
スポーツをしている人なら「プロテイン」「アミノ酸」「BCAA」という言葉は一度は聞いたことがありますよね。
「プロテイン」や「アミノ酸」は比較的、イメージがしやすいし、どんなものかなんとなくわかる方も多いと思いますが、「BCAA」について説明できるアスリートの方は少ないのではないでしょうか?
今回は、「BCAA」にスポットをあてていきます。
「BCAA」とは?
「BCAA」とは簡単に言うと、アミノ酸です。
アミノ酸は20種類あり、その中でも「BCAA」とは、バリン・ロイシン・イソロイシンの3種類のアミノ酸の事をまとめて、「BCAA」といいます。
「BCAA」はBranched Chain Amino Acids(分岐鎖アミノ酸)の略で、バリン・ロイシン・イソロイシンが構造的に枝分れがある為、このこのように呼ばれています。
「BCAA」の効果は?
筋肉の分解を抑制する
人が体を動かす為には、エネルギーが必要です。そのエネルギーは通常、筋肉に蓄えられている糖質や脂肪を分解してエネルギーとして使用します。
しかし、糖質や脂質からのエネルギーだけでは不十分である場合は、筋肉(筋タンパク質)を分解し、BCAAなどの必須アミノ酸からエネルギーを産生します。
BCAAを摂取することで、血中のBCAAの濃度が上昇し、筋肉の分解を抑制することができます。
この事は、2017年にテヘラン医科大学から論文が発表され医学的にも、BCAAの筋タンパク質の分解抑制効果が証明されました。
筋タンパク質合成を促進する
BCAAに含まれるロイシンは膵臓からのインスリンの分泌を促進します。
インスリンは筋タンパク質合成作用を促進する働きがあり、BCAAを摂取することで、筋タンパク質合成を促進する効果が報告されています。
中枢性疲労の軽減
中枢性疲労とは、脳が疲労を感じている状態のことを言います。
中枢性疲労の原因となっている物質は血液中のトリプトファンと言われています。
血液中のトリプトファンが脳内に取り込まれて、セロトニンが生成されることで、脳が疲労を感じます。
しかし、血液中のBCAAの濃度が上昇することでトリプトファンの取り込みが抑制され、中枢性疲労の軽減に繋がるのです。
BCAAを摂取するタイミングと量は?
BCAAは即時的には作用しないことが明らかになっています。
そして、BCAAは持続的な摂取により、効果が増強する事も明らかになっており、トレーニング実施前に摂取する事が推奨されています。
トレーニングの7~10日前から1日あたり、体重×200mg以上のBCAAを摂取するのが最適であると言われています。
まとめ
・BCAAは筋タンパク質の分解を抑制する
・BCAAは筋タンパク質の合成を促進する
・中枢性疲労を軽減させる
・トレーニングの7~10日前からBCAAを摂取する
・BCAAは1日に体重×200mgを摂取する
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