竹刀を選ぶ時の4つのポイント
竹刀選びって種類が多すぎて困ってませんか?
特に剣道を始めたばかりの人にとっては、値段も色々でどれを選べばいいのかわからない事が多いと思います。
今回は竹刀選びのちょっとしたポイントを紹介したいと思います。
竹刀の種類
竹刀の形は大きく分けて2種類です。
『胴張り』
『胴張り』は柄(握る所)に近い部分が大きく張り出していて、重心が手元に近いところにあるのが特徴の竹刀です。
重心が手元の近いところにあるので、先が軽く感じられて、近間での細かい竹刀操作に優れた竹刀です。
しかし、先が細い設計になっているので、強い打突をすると竹刀が折れやすいです。
『胴張り』の中には特に重心が手元にあって先が細くなってる、『実践型』というものもあります。
重心がより手元にあるので、胴張り部分がより大きく張り出してて、先が細くなっているので、竹刀操作がよりしやすい竹刀になっています。
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『直刀(古刀造り)』
『直刀(古刀造り)』とは字のごとく、柄から剣先まで太さがほぼ同じ形の竹刀です。
竹刀の重心は『胴張り』に比べて、先端にあるので『胴張り』よりも少し重さを感じます。
剣先に重みを感じられる分、強い打突ができ、竹刀も折れにくくなっています。
しかし、『胴張り』に比べて重さを感じるので、近間での攻防よりも、遠間から大きな技を出すのに向いています。
世界大会に出場していた、竹ノ内選手や星子選手はこの『直刀(古刀造り)』を使用しています。
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竹の種類
桂竹
桂竹は簡単に言うと、中国産の竹です。
桂竹で出来た竹刀は真竹のものに比べて、値段的にはお手頃です。
しかし、真竹に比べて硬い為、割れやすく、ささくれを削ってもまたすぐにささくれてしまったりと、耐久性がいいとは言えないのが弱点です。
真竹
真竹は桂竹にくらべて高価な竹刀となります。
その分、品質的には桂竹よりも優れていて、適度な柔らかさがあり、ささくれにくい特徴があります。
また、桂竹に比べて打った時の音もいいという選手も多いです。
カーボン
最近はほとんど見ることがなくなりましたが、竹刀の素材が竹ではなく、カーボンで出来ている竹刀です。
カーボン竹刀の特徴はささくれや折れたりすることがほとんどありません。
なので、ほぼほぼ半永久的に使えるのでコスパは最強です。
ただ、カーボン竹刀で打たれると本当に痛いです。。。
柄の長さ
柄の長さ短め
『柄の長さが短め』の特徴は遠間からの技を出すのに適しています。
3.9の竹刀でも柄は3.7を使っている選手もたくさんいます。
面を得意にしている選手は、柄が短い選手が多いですね。警視庁の竹ノ内選手なんかはすごく柄が短いです。
柄の長さ長め
『柄の長さが長め』の特徴は近間から技を出すのに適しています。
中学生や高校生は長めの柄が人気で、鍔迫り合いからの技やガシャガシャした時の技が出しやすです。
柄が長めの選手といえば元九州学院の梶谷選手などはまさに柄が長い竹刀を操る選手の代表的な選手です。
柄の形
標準型
標準型と言われる柄の形は基本的に円形の形です。
市販されている竹刀ではこの標準型が一番多いです。
小判型
小判型は名前の通り、柄の形が円形ではなく、小判のような楕円形の形をしています。
日本刀と同じ形をしているので、竹刀の握りの矯正に向いています。
また、初心者の方が正しい握りを覚えるのにも最適です。
しかし、竹刀が割れてしまっても、組み換えが出来ないので、コスパがあまりよくはないです。
八角型
柄の形が八角形の形をしています。
角があるタイプなので、指にひっかかる感じがあり、小判型のように握りの矯正にも優れた柄のかたちです。
しかし、小判型と同様に組み替えが出来ないのでコスパがよくありません。
それに加えて、八角型は流通量も多くないので値段も高価な竹刀が多いです。
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